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保険見直し

火災保険は『家災保険』——子どもが扉に穴を開けた話で気づいた、賃貸の保険の使い方

2026年6月14日

火災保険は『家災保険』——子どもが扉に穴を開けた話で気づいた、賃貸の保険の使い方

📌 この記事でわかること

  • ✅ 火災保険は「家災」と呼べるくらい、火事以外の事故にも使える可能性があること
  • ✅ 賃貸で管理会社指定の保険でも、実際に使ってみてわかったこと
  • ✅ 個人賠償責任の保険は、重複してでも「確実に入っている」ことを優先する考え方もあること
  • ✅ 賃貸の火災保険は、実は自分で選ぶこともできること
  • ✅ 次に引っ越すとき、契約前に確認すべき3つのこと

「火災保険」と聞くと、火事のときのための保険だと思っている人は多いと思います。ぼく自身、賃貸の入居時に管理会社が指定する保険にそのまま加入し、内容をろくに見ていませんでした。でも、ある出来事をきっかけに、火災保険は火事以外にも使えること、そして契約のしかたに見直す余地があることに気づきました。

火災保険は「火事のときだけ」じゃない

チワゴ

チワゴ

先生、火災保険って「火事のときのための保険」ですよね?うち、まだ使ったことがないので、どんなときに役立つのかピンと来ていないんです。

どくたろう

どくたろう

実は「火災保険」って名前が、ちょっと損してると思うんだ。火事以外にも、暮らしの中のいろいろなトラブルに使えることが多い。ぼく自身、最近それを実感した出来事があった。

チワゴ

チワゴ

何があったんですか?

どくたろう

どくたろう

うちは賃貸住まいで、入居のときに管理会社が指定する火災保険に、そのまま加入していたんだ。正直、契約のときは「言われたから入った」くらいの感覚で、内容をちゃんと見ていなかった。

子どもが扉に穴を開けた話

どくたろう

どくたろう

引っ越して2年くらい経ったころ、子どもが家で遊んでいて、扉に穴を開けてしまったことがあったんだ。

チワゴ

チワゴ

えっ、それは大変ですね……!

どくたろう

どくたろう

最初は「これは自腹で直すしかないか」と思ったんだけど、ふと「火災保険って、こういうときに使えないかな」と思って、保険会社に直接連絡してみたんだ。

チワゴ

チワゴ

管理会社じゃなくて、保険会社に直接ですか?

どくたろう

どくたろう

そう。契約書に保険会社の連絡先が書いてあったから、まずそこに聞いてみた。状況を説明したら、修理代の見積もりを取るように言われて、結果的に修理代10万円のうち、自己負担は2万円程度で済んだんだ。

修理代10万円 → 自己負担2万円程度。差額の約8万円は火災保険で対応された。「火事ではない、子どもの不注意による損害」でも使えたケース。

チワゴ

チワゴ

8万円も保険でカバーされたんですね。火事じゃなくても使えるんだ……。

なぜ直せたのか——「家災保険」という発想

どくたろう

どくたろう

「火災保険」という名前だけど、実際には「住まいの保険」の総称みたいになっていることが多い。水漏れや破損、盗難なんかも、セットになっている補償でカバーされることがあるんだ。

チワゴ

チワゴ

子どもが扉を壊したのも、その「破損」の補償ってことですか?

どくたろう

どくたろう

そこは正直、ぼくも詳しい特約名までは聞いていないんだ。賃貸の火災保険には「借家人賠償責任保険」っていう、大家さんへの賠償をカバーする補償が含まれることが多い。ただ一般的には、これは火災や水漏れのような偶発的な事故が対象で、子どもの不注意による損壊は対象外とされることもあるみたいなんだよね。

チワゴ

チワゴ

じゃあ、なんで今回は直せたんですか?

どくたろう

どくたろう

保険会社や契約しているプランによって、対象になる範囲が違うんだと思う。「うちはこうだったよ」という実例として伝えるけど、「このケースなら必ず保険で直せます」とは言えない。だからこそ、自分の契約の中身を一度確認しておく価値があるんだ。

個人賠償責任の保険、確認してわかったこと

チワゴ

チワゴ

なるほど……。でも、結果的に助かったわけですよね。

どくたろう

どくたろう

そう。それで気になって調べてみたんだ。「個人賠償責任保険」っていう、人や物に迷惑をかけたときの補償。自動車保険やクレジットカードの付帯保険に付いていることも多いんだけど、確認してみたら、ぼくの場合はどちらにも付いていなかった。

チワゴ

チワゴ

じゃあ、備えがなかったってことですか?

どくたろう

どくたろう

いや、実は別で持っているんだ。楽天の個人賠償責任保険に、単独で加入している。自転車事故なんかもカバーされるタイプのものだよ。

チワゴ

チワゴ

それって、今回の火災保険の補償と重複している可能性もありますよね?

どくたろう

どくたろう

あるかもしれない。重複をなくして保険料を最小限にするのが「正解」なのはわかっているんだけど、ぼくはあえてそうしていないんだ。

チワゴ

チワゴ

どうしてですか?

どくたろう

どくたろう

重複をなくそうとすればするほど、逆に「結局どれにも入っていなかった」というリスクの方が怖いんだ。火災保険の特約の中に埋もれている補償だと、契約のたびに「これ、入っていたっけ?」とわからなくなる。単独で契約していれば、毎年の更新通知が来るたびに「今年も入っている」と確実に確認できる。

チワゴ

チワゴ

多少のムダがあっても、確実に備えがある状態を優先しているんですね。

どくたろう

どくたろう

そう。保険料を最小化することと、備えが切れないようにすること。どちらも大事だけど、優先順位の置き方の話なんだ。ぼくは後者を優先している。

「使えた」と「保険料が適正」は別の話

どくたろう

どくたろう

ただ、ここで一つ反省点がある。個人賠償責任については自分なりの考え方を持って向き合えていたんだけど、火災保険そのものの保険料が適正だったかどうかは、契約のときに確認していなかったんだ。

チワゴ

チワゴ

別の話、というのは?

どくたろう

どくたろう

賃貸の火災保険って、実は法律上は入居者が自分で選んでいいものなんだ。管理会社が指定してくるのは、契約の条件として設定されているケースが多いだけで、加入そのものが強制というわけではないことも多い。

チワゴ

チワゴ

でも、不動産会社で「この保険に入ってください」って言われたら、それしか選べないと思ってました。

どくたろう

どくたろう

ぼくも同じ感覚だった。でも、不動産会社が保険代理店を兼ねている場合、保険料に代理店の手数料が上乗せされていることがあって、相場より割高になりやすいと言われている。ぼくの場合、契約のときにそこを比較していなかったんだ。

次に引っ越すとき、契約前にやる3つのこと

チワゴ

チワゴ

今のうちにできることって、何かあるんですか?

どくたろう

どくたろう

一番効果があるのは、次に引っ越すときに、契約前にやることだと思う。医師は転勤が多いから、これは結構近い未来の話になる人も多いはずだよ。

契約前にやる3つのこと

  1. 契約書・重要事項説明書に書かれている補償内容と保険料を確認する(「指定だから」と流さず、何がいくらでカバーされているのかを見る)
  2. 同じような補償内容で自分でも見積もりを取り、相場と比較する
  3. 個人賠償責任系の特約が、自動車保険など他の保険と重複していないか確認する
チワゴ

チワゴ

「契約書に書いてあるから大丈夫」じゃなくて、書いてあっても契約前に内容を見る、ってことですね。

どくたろう

どくたろう

そう。書いてあること自体は問題じゃない。その内容が、自分にとって適正な保険料なのか、必要な補償が入っているのかを、契約前に判断できるかどうかが大事なんだ。

チワゴ

チワゴ

でも、管理会社が指定しているなら、結局その保険に入るしかないんじゃないですか?

どくたろう

どくたろう

そう思い込んでいたんだけど、実は「保険金額などの条件を満たしていれば、契約先は自分で選んでもいい」と答えてくれる管理会社もあるみたいなんだ。

チワゴ

チワゴ

そうなんですか!

どくたろう

どくたろう

もちろん、「この保険でないとダメです」と言われるケースもあると思う。でも、聞くだけならコストはゼロだから、契約前に「条件を満たせば、自分で選んだ火災保険でもいいですか?」とダメ元で聞いてみる価値はあると思うよ。

今の契約でもできること

どくたろう

どくたろう

今すでに契約している人も、できることはあるよ。火災保険の契約期間は2022年10月から最長5年に短縮されていて、2024年10月には保険料の改定も行われている。だから、契約更新のタイミングは「契約前」と同じチェックをするいい機会になるんだ。

チワゴ

チワゴ

更新のときも、今の契約をそのまま継続するんじゃなくて、一度見直すんですね。

どくたろう

どくたろう

そう。今回伝えたいのは「指定保険だからダメ」とか「不動産会社がずるい」という話じゃない。火災保険にどんな補償が入っているかを自分で把握しておくと、いざというときに使えるし、無駄な保険料を払い続けることも避けられる、ということなんだ。

📋 この記事のまとめ

  • ✅ 火災保険は「火事のときだけ」ではなく、水漏れ・破損・盗難など暮らしの中の事故にも使える可能性がある
  • ✅ 賃貸の管理会社指定の保険でも、保険会社に直接連絡することで対応してもらえることがある
  • ✅ 個人賠償責任の保険は、重複の可能性があっても「確実に入っている」状態を優先する考え方もある
  • ✅ 賃貸の火災保険は自分で選ぶこともできる。指定保険は割高なケースがある
  • ✅ 次に引っ越すとき(または契約更新のとき)は、契約前に補償内容・保険料・重複を確認する

⚠️ 免責事項
この記事で紹介している内容は、著者の個人的な経験にもとづくものです。火災保険の補償内容・対象範囲・特約の名称は、保険会社・契約プランによって異なります。実際の補償範囲については、ご自身の契約内容(契約のしおり・重要事項説明書など)をご確認ください。

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